MENU

マッサージとは

ブリタニカ国際大百科事典などによると、
マッサージとは主に手の掌や指(もしくは器具)を用いて皮膚や筋肉部分の体表を摩擦したり
圧迫を加えたりして静脈系血液循環の改善やリンパ循環の改善をすることで、
神経や筋肉の機能を促進する健康療法の一種です。

 

「マッサージ」という言葉そのものはフランス語の massage(マサージュ)ですが、
語源はギリシャ語のmassein(マッシー:揉む)またはアラビア語のmassa(マス:触る)に、
フランス語のage(ジュ:接尾辞)の語尾が付いたものです。

 

わが国でもよく知られているタイ式マッサージや朝鮮式マッサージの一部も、
同様の効果を得られるものとして「マッサージ」と呼ばれています。

 

マッサージの施術法には皮膚を撫でる軽擦法・強擦法,
筋肉を指で挟んでこねる揉捏法 、関節に用いる伸展法、
さらには叩打法や振戦法また圧迫法などがあります。

 

「按摩(あんま)」に似た施術法ですが、
マッサージは「素肌に直接滑剤を用いて、求心的に行う」のに対し
按摩は「衣服の上から遠心性に行う」という点で違いがあります。

 

そのことから、一般にマッサージと呼ばれる行為は
実際には按摩であることが多いにもかかわらず、
按摩とは言わないでマッサージと言われることが多いようです。

 

わが国においては、マッサージは「マッサージチェア」のように
銭湯や旅館などに設置される器具を通じて知られるようになりました。

 

近年は癒しや美容を目的とした
「アロママッサージ・リンパマッサージ・リラクゼーションマッサージ」などの、
マッサージを専門に行うサロンが次々と開店しています。

 

このことで、主に高齢者や男性から支持されていたマッサージは、
今は若い世代層や女性からも支持される健康療法になっています。

 

 

マッサージの歴史

このサイトでは、世界とわが国におけるマッサージの略史を紹介します。
B.C.2500年頃の文献「黄帝内経」によると、
中国では治療を目的としたマッサージが5000年以上も前から行われていたとの記述があります。

 

またインドの文献「アーユルヴェータ」にも
B.C. 1800年頃のマッサージに関する記述がみられますから、
マッサージの歴史の古さがわかります。

 

マッサージが古代ギリシャ・ローマ・エジプトなどにおいて民間療法として広がったのはB.C. 4〜5世紀のことで、
ギリシャの医聖ポクラテスが、医師にとってマッサージの修得が重要であることを説いたことに始まると言われています。

 

このマッサージがわが国に伝えられたのは8世紀頃(奈良時代)のことで、
中国から伝えられたマッサージは「按摩」として民間に広まりました。

 

その後16世紀後半になってフランスの医師アムグロアスバレーの
マッサージの術式と効用を説明する論文発表や
18世紀から19世紀にかけてスウェーデンのB・H・リングが考案したマッサージが欧米に広がっていったことで、
マッサージは世界的に注目されるようになって行ったのです。

 

わが国では1885年(明治18年)に橋本乗晃(陸医総監)が
医療法の一つとしてマッサージをわが国に導入したことを契機に、
マッサージが本格的に導入されました。

 

当時各地にあった訓盲施設や盲学校では
職業教育の一環として按摩を指導していましたが、
マッサージの治療効果が明らかになるに従がってマッサージの指導も行うようになりました。
また医療機関での治療技術として活用されるようになったり、
昭和39年の東京オリンピックに出場する選手のコンディション作りとして(スポーツ)マッサージの重要さが認識されたりしたことで、
一般の人々のマッサージへの関心も高まっていったのです。

 

 

更新履歴